最近、タイのワクチン情報や規制緩和の情報源としてTwitterを良く見ているのですが…とあるタイ在住の方のツイートでこんな画像がシェアされていました。
気になる方にとっては心にグサッ!と突き刺さるストレートな言葉ですよね。これは6年前のNHKのラジオ番組、2015年11月13日放送の 「抜け毛を科学する」という番組に、大阪大学の板見智教授が出演しQ&Aとしてズバリ答えた内容です。その内容があまりにも鮮烈だったため、未だにネットでこの話題が駆け巡っている…と言う訳です。
Q&A の内容を書き起こしてみました!
Q:毛穴に詰まった汚れを取るとハゲない?
A:本来皮膚の汚れ程度で毛の成長は止まらないから、毛穴をきれいにしてもハゲるときはハゲる。
Q:生活習慣を改善したらハゲない?
A:統計上30年前の生活習慣や食事と今と比較してもハゲの数に変化は無いので、ハゲるときはハゲる。
Q:海藻を食べると毛が生える?
A:単なる色の連想ゲーム。海藻だけでは毛は生えない。
Q:頭皮が硬かったり薄いとハゲるのでマッサージすると良い?
A:50年前の迷信。男性型脱毛症では頭皮が柔らかく血流がよくてもハゲるときはハゲる。
Q:炭酸で頭を洗うと毛が生える?
A:生えない。気持ちがいいだけ。
Q:ノンシリコンシャンプーは頭皮に優しい?
A:科学的に否定されているのでどちらでもよい。
Q:頭が蒸れるとハゲる?
A:関係ない。ハゲる人はハゲる。
Q:体毛が薄いとハゲない?
A:関係ない。ハゲる人はハゲる。
Q:白髪の人はハゲない?
A:関係ない。ハゲる人はハゲる。
これだけハッキリと答えた専門家の意見には初めて出会った気がします。「ハゲるときはハゲる!ハゲる人はハゲる!」。では、ハゲないためにどうしたら良いのでしょう?
実はこの2年前に板見教授はこう答えています…
「お薬を使って合理的に治療できるようになった。今はかなり有効な手段がある」
「推奨度の一番高いものとして2つある。一つが、ミノキシジルを含有した育毛剤。もう一つがフィナステリドを含有した内服薬」
板見教授はハッキリとこう答えています。つまり、当薬局で最も良く売れているAGA治療薬、ミノキシジルとフィナステリドの2つです。
ちなみにこのインタビューの2013年時点では、まだデュタステリドは日本でAGA治療薬として承認されていません。 日本でデュタステリドがAGA治療薬として承認されたのは 2015年9月となります。
なお、このインタビューでは3つ目の有効な治療法として外科的な手術療法(植毛)挙げられていました。また、ウイッグ(かつら)についても推奨すると言及されていました。