前々回の記事でも触れましたが、AGAの原因となる5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。AGA治療薬として最も一般的なフィナステリド(Propecia・harifin-1・Firideなど)は、 Ⅱ型の5αリダクターゼを抑制するお薬です。
Ⅰ型の5αリダクターゼを抑制するお薬は?
Ⅰ型の5αリダクターゼを単独で抑制するお薬はないのですが、Ⅰ型とⅡ型 の5αリダクターゼ両方を抑制するのがAGAの最新治療薬デュタステリドです。日本名「ザガーロ 0.5mg」、海外名「アボタード(Avodart)0.5mg」がそれですね。
当薬局でもオリジナルの Avodartはずっと取り扱っていましたが、ジェネリックの取り扱いはありませんでした。つい最近取り扱いを始めたのがMEGA社のUROKA(↑写真左)は 1,580฿ →1,490฿となります。ジェネリックにしてはやや高めですかね。とは言えオリジナルよりも390฿お安いので、日本円だと1,300円ちょっとの差があります。 ※2021年12月~値下げしました!
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Ⅰ型とⅡ型の5αリダクターゼの違いは何?
Ⅰ型の5αリダクターゼ Ⅱ型は体全体に広く分布し、頭部では後頭部と側頭部に多く分布します 。一方、Ⅱ型の5αリダクターゼが前頭部や頭頂部に多く分布しています。また、5αリダクターゼⅠ型の分泌が多い方は皮脂が過剰分泌されやすい脂性肌である方が多いです。このため、皮脂の過剰分泌によるニキビの原因となることがあります。
・5αリダクターゼ Ⅰ型…体全体に広く分布し、頭部では後頭部と側頭部に多く分布します
・5αリダクターゼ Ⅱ型…主に前頭部と頭頂部、そして顎・脇・陰部などに分布しています
デュタステリドの 増毛効果はフィナステリドの約1.5倍?!
デュタステリドはⅠ型とⅡ型の5αリダクターゼ両方を抑制します。さらに、 Ⅱ型の5αリダクターゼ を抑制する薬理作用はフィナステリドの約3倍、実際の増毛効果は約1.5倍と言われています。しかし、ジェネリックがあるとは言え1カ月分で1,490฿もします。ですので、当店ではAGA治療の最初の段階としてはフィナステリドをお勧めしています。フィナステリドの場合、もっとも安価なharifin-1ですと1カ月分で480฿。 デュタステリドのジェネリック UROKA:1,490฿の3分の1以下です。フィナステリドで十分な効果が得られなくなってきた段階で、デュタステリドへの移行を考えるのが宜しいかと思います。
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